Loomは非同期ワークの拠点です。リアルタイムでは誰も参加しなかった朝会、製品の操作説明、不具合報告、オンボーディングの案内、デザインのフィードバック、顧客との通話。動画は録画され、スレッドで共有され、一度見られて、そのまま埋もれていきます。その中にある知識は本物なのに、閉じ込められたまま。Loomは検索できないし、ドキュメントに引用もできないし、ヘルプセンターに載せることもできません。このガイドでは、どんなLoom録画でも、検索・ドキュメント化・再利用ができる、すっきりしたタイムスタンプ付きのテキストに変える具体的な手順をご紹介します。
最初に大事なこと: LoomのリンクをURL欄に貼り付けることはできません。URL欄が対応しているのはTikTok、Instagram、YouTube、Facebook、Xだけです。Loomの場合はまず動画をダウンロードしてから、ファイルをインポートします。下に全手順をまとめましたが、準備にかかるのは2分もかかりません。
なぜ非同期のLoomに文字起こしが必要か
非同期の動画は、ひとつの本当の問題を解決しました。誰も必要としていなかった会議を、各自が好きな時間に見る録画に置き換えたのです。けれど、その代わりに新しい問題も生まれました。Loomで回るチームは、週に何十本もの録画をためていきますが、その一本一本が中身の見えない箱のままです。「先月のあのLoom」で同僚がデプロイの手順を説明していたのは覚えていても、必要な40秒を見つけるために14分を早送りで追わなければなりません。
文字起こしは、Loomを「一度見て忘れる」ものから、検索できる恒久的な記録へと変えます。非同期の朝会は文章のログになり、製品の操作説明はヘルプセンターの記事になり、顧客のフィードバック通話はチーム全員が参照できる引用可能なドキュメントになります。録画のやり方は何も変える必要がなく、動画が止まった瞬間に中身を失う、ということがなくなるだけです。
時間の計算: 録画を手で打ち起こすと、音声1分につきおよそ4〜5分の作業がかかります。15分のLoomなら、手作業で1時間以上。ソフトを使えば、同じ作業がタイムスタンプ込みで数分で終わります。
なぜLoomのリンクを貼り付けられないのか
DokitscriptがURLで文字起こしできるSNS動画は、決まったプラットフォームに限られます。TikTok、Instagram、YouTube(Shorts含む)、Facebook、Xです。Loomはこのリストに入っていないので、loom.com/share/...のリンクをURL欄に入れても動きません。これは機能の不足ではなく、仕様としてそうなっています。
Loomの正しいやり方はファイルアップロードボタンです。録画をLoomからMP4ファイルとしてダウンロードし(自分が所有する動画、および所有者がダウンロードを有効にした共有動画で可能)、そのファイルをインポートします。文字起こしの中身はURLのときと同じで、タイムスタンプ付きのテキスト、AI機能、書き出しがそろっています。違うのはダウンロードの一手間だけです。どんなファイルでも使える一般的なやり方が知りたいときは、YouTube動画を文字起こしするガイドでインポートの流れを詳しく説明しています。
Loomを文字起こしする手順
LoomからMP4をダウンロード
自分が所有するLoom録画を開きます。メニュー(三点アイコンやダウンロードのアイコンが多い)をクリックしてダウンロードを選ぶと、録画がMP4ファイルとしてPCに保存されます。他の人のLoomの場合は、相手側でダウンロードが有効になっている必要があります。できない場合はファイルを送ってもらいましょう。
ファイルが重ければ音声を抽出(任意)
長い画面共有の録画は、MP4が大きくなりがちです。文字起こしされるのは音声だけなので、MP3に変換して映像を外し、ファイルを軽くすると、インポートと処理が速くなります。この手順は任意ですが、長いLoomには便利です。MP4をMP3に変換するツールはオンラインに多数あります。
Dokitscriptにインポート
dokitscript.com/jaを開き、URL欄ではなくファイルアップロードボタンを押します。MP4またはMP3を選択してください。対応形式はMP4、WebM、MP3、WAV、M4A、OGG、FLAC、AACなので、Loomから受け取ったファイルはそのまま使えます。
文字起こしボタンを押す
Loomが日本語以外の言語なら、先に設定の言語タブで選んでおきます。あとは文字起こしボタンを押すだけ。音声が処理され、タイムスタンプ付きのテキストが表示されます。長い録画ほど処理に少し時間がかかります。
検索・ドキュメント化・書き出し
Ctrl+Fで文字起こしの好きな箇所にすぐ飛べます。要約やキーポイントでさっとまとめを作り、ブログ記事でドキュメントの下書きを作成。プレーンテキストはTXT、編集用はDOCX、字幕はSRTで書き出せます。ログインしていれば、すべての文字起こしが履歴ページに保存されます。
長い動画とプランの上限
ほとんどのLoomは短く要点を押さえたもので、3分の不具合報告や10分の機能説明などです。けれど、オンボーディングの案内や本格的な製品デモは長くなることもあります。Dokitscriptはプランごとに長さの上限を決めているので、ふだんのLoomの長さに合わせてプランを選びましょう。
25分未満(ほとんどのLoom)
Proプラン(月9.99 USD)は最長25分の動画に対応し、月の文字起こし回数も無制限です。大多数のLoomがこれで収まるので、非同期動画を日常的に文字起こしするならこのプランが最適です。Starterプラン(月4.99 USD)は最長8分まで対応し、短い朝会や手早いフィードバック動画には十分です。
25分から90分(長いデモやオンボーディング)
Businessプラン(月49.99 USD)は最長90分の動画に対応し、話者分離も使えるようになります。本格的なオンボーディングの案内、録画した研修、25分を超える長い製品デモには、このプランが向いています。
90分超
一本の録画が90分を超える場合は、インポートの前に区切りで分割し、それぞれを文字起こししてから、最後にテキストファイルをまとめます。長いオンボーディング向けには、そもそも短く焦点を絞ったLoomを録っておくほうが良い習慣です。
Loomからドキュメントへ
非同期動画の本当の見返りはドキュメント化です。Loomの文字起こしは、恒久的な文章の資産に仕上げられる素材であり、録画が忘れ去られたずっと後までWikiに残るたぐいのものです。
ナレッジベースの記事
ブログ記事ボタンを押すと、操作説明が見出し付きの構成のある記事になります。軽く手直しして、ヘルプセンター、Wiki、Notionに手順書として貼り付けましょう。
朝会のまとめ
キーポイントは、非同期の朝会や報告Loomを箇条書きのすっきりした要約にします。見ていないメンバー向けにスレッドへ貼るのにぴったりです。
検索できる記録
履歴ページに保存されたLoomの文字起こしは、すべてCtrl+Fで検索できます。動画を早送りしなくても、必要な説明ひとつをすぐに見つけられます。
翻訳した操作説明
文字起こしをワンクリックで90以上の言語に翻訳。分散したチームや海外メンバーが、それぞれの言語で操作説明を読めます。
録画を文章コンテンツに変えるのが繰り返しの作業なら、会議の文字起こしのページで、ミーティングの録画を議事録やまとめに変える流れをさらに詳しく紹介しています。
録画した通話の話者分離
Loomの多くは一人の声による画面録画で、それは一人分のドキュメントとしてきれいに文字起こしされます。けれど、説明する人が2人いる録画もあれば、顧客との通話を録画したものもあります。そうした録画では、Businessプランが自動的に誰が話しているかを表示します。
[00:21] 話者2: いいですね、まずレポートのタブから見せてもらえますか?
[00:25] 話者1: もちろんです、今その画面を共有します。
「話者1」を実際の名前に一度変えれば、その人が話す箇所すべてにラベルが反映されます。顧客との通話、2人での操作説明、録画したインタビューの記録に便利です。話者分離はBusinessプランの機能で、無料、Starter、Proでは一人分の文字起こしになります。
よくある質問
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